多機能型事業所(就労継続支援B型・生活介護) ウォーム・ワークやぶなみ

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やぶなみ みしまの工房トピックス

2019/10/11

ちょっとの工夫を...

 いつも黙々とはたおりをしている利用者さんが、めずらしく手こずっておられました。理由はいつもよりも広い幅の糸をセットしたからです。

DSC_2472.jpg

織るのは上手ですが、巻き取りが上手くいっていない様子です。

はたおり機は、織る前の糸と織った布を手前と奥でクルクルと巻いて進めます。その時に、糸や布が絡まったり、段差が出来ないように紙(機草というそうです)をはさんでいきます。

幅が広いということは、その紙も大きくなってしまい、慣れていない分うまく扱えていないようです。

DSC_2471.jpgこれが、機草です。

奥の機草が落ちれば、手前に差し込んで巻く、という手順で織ってくださっているので、その度にうまく巻けず、隙間が開いてしまう、といった具合。となると、この機草を何とかしないと!と考えました。

 

DSC_2470.jpg

要は糸が絡まなければいい、と考え、長い布を挟みこむことにしました。これなら一枚一枚機草が落ちないので、それを手前に差し込むときの失敗を繰り返さずに済みます。

多少紙よりは薄く、段差が出来てしまいますが、せっかくの幅広の布を失敗で終わらせるよりはいいということで…

DSC_2469.jpg

みごと!きれいに織り進めることができました!

ちょっとの工夫で、気持ちよく「織るのが得意」な力を発揮してもらえ、こちらも糸を無駄にしないで済み、お互い良い結果となりました(^^)

 


 

 

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