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ずっと伝わる味

2020年02月11日

 今年もおいしいたくあん漬けができあがりました!

 栽培部門で作られた干し大根。「今年のたくあんは大根が大きいね!」という声をたくさんいただいています。

 

 

 

 

 栽培部門で一生懸命育てられ、丁寧に干された大根。今度は食彩部門で1本1本丁寧に漬けていきます。

 

 

 

 

 利用者も職員も総出で、漬け込み、漬け上がった後の樽上げ、パック詰め作業を行いました。

 たくあんの作業をしていて、毎年改めて思うことがあります。やぶなみが開所した当初から利用をしている利用者さんが2名いるのですが、作業は手慣れたもので、作業の手順をよく覚えておられて、手際が良く、教えられることがたくさんあります。そして、何よりも1年の中で1番気合が入っているのではないかと思うくらい、作業に向かう姿勢に感心させられます。

 「樽を最後まで一生懸命運びます!」と大きな声で声をかけてくれます。その声かけに食彩部門全員にも気合が入り、夏に仲間入りしてくれた新人利用者さんもたくあんが入ったパックを伸ばす作業を一生懸命取り組んでくれました。この利用者さんはパックを伸ばす作業が得意なんだなと発見できたこともたくあんの作業をしていて嬉しい出来事でありました。

 

 先日、いわせのの保護者の方とお会いし、お話を聞かせていただく機会がありました。「今であんたがたくあん漬けとるがいけ?」、「はい!」と少し不安げに返事をすると、「おいしく漬けてあったよ、ね、お父さん」とおっしゃっていただきました。そして、「あのたくあんはね、保護者の〇〇さんが元々漬けられとった味をやぶなみが受け継いでくれたがいよ。」というお話を聞かせてくださいました。

 長く受け継がれたたくあん。保護者の皆さんの思いや思い出もこの味には込められているんだなと実感しました。いつもでも、お客さんに「たくあんできたけ?」と声をかけてもらえるように、大切にこの味を守っていけたらと思います。